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【第1回−ショーイングとは】

◆ショーイングとは
商品演出の技術(技法)のことをいいます。
◆ディスプレイとは
商品などに演出を加えて、効果的に(見やすく、わかりやすく、買いやすく、印象的に)見せることをいい、陳列ともいいます。
また、デコレーションという言葉がありますが「飾りつけ」「装飾」の事で、商品に商品以外の要素(演出物件・小道具)を入れて飾り付けすることもディスプレイと同義です。  

● ショーイングディスプレイとは
従ってショーイングディスプレイとはショーイングの技術を駆使してディスプレをすることをいいます。

〈ショーイング技術の種類〉
ピンナップ・テグスワーク・ピンワーク・レイダウン・フォーミング

 
●ピンナップ   
壁やボードなどにピン打ちをして固定。ポイントを強調し、グラフィカルに表現する技術です。しかしピンを使わずに固定剤を使って、2番目の写真のように固定することもあります。
●テグスワーク 
物品を空間にテグス、紐、ロープ、ワイヤーなどで浮かす、または傾斜させるなど動きを表現する技術をいいます。
●ピンワーク 
布地などのドレープやひだを造る技術です。
(アンビエ・ドゥブルビェ フルフル・プリュプリ・タッキングなど)マネキンのドレスアップ、カーテンワーク、テーブルやボックスなど、さまざまな疑似装置や小道具に使われる技術です。
その他

●レイダウン(置きの構成)
台やテーブル等に寝かしたり、畳んだりして構築構成する方法です。
●フォーミング
ディスプレイに際して美しく目的に適した形をつくることです。広くはすべてのスキルがフォーミングといえます。その技巧の1つにパディングがあり、土台を差込んで、膨らみ、立体感、動き、表情を表現する技術です。薄紙、クレープ紙・ボール紙などの紙類、金網、ウレタン、スチロールなどの詰め物をしてふくらませます。
◇デコレーター
ディスプレイプランに基づき、ショーイング技術でディスプレイのフィニッシュワークをする人をデコレーターといいます。デコレーターは見せる技術だけでなく色彩感やコーディネート力、構成力を必要とされます。
※ショーイングの道具と用具 

ショーイングをするのには下記の道具などが必要です。特別なものではありませんが、多少訓練が必要なものがあります。
                     (各図は拡大してご覧ください)
●金づち
ピンナップの時ピンを打つため。
●テグス
テグスワークの時に物品を空間に吊るす、または傾斜させるなど動きを表現するため。1号〜3号(普通)〜8号又はNO.で表示し、号数が大きくなるほど太くなり、重い物が吊るせます。
詳しくはイラストを拡大してみて下さい。
●ニッパー
テグスを切る、またはピンを抜くため。
●ピン
洋服や物品を固定するとき。ピンは虫ピンの形状をしておりの種類や表示法はメーカーによって違います。1号〜5号(ドレスピン)又はNO.で表示し、号数が大きくなるほど、太くて長くなります。
55号(0.55号)太さ0.55ミリという表示のシルクのような繊細な布地や軽い物を固定するなに適した極細の(シルクピン)もあります。スタイルピンは頭の平らなピンです
これらのピンは錆びないステンレス製やニッケルメッキがほどこされたものなどあります。
詳しくは写真を拡大して下さい。
●ピンクッション
ピンを差しておくもの。ゴムテープが付いていて腕にはめられる物が作業能率が良いと思います。
●ガンタッカー
ホッチキスの針状の物が飛び出します。傷が付いても良いディスプレイスペースに、テグスや小道具、紙、布を固定するときに使用します。
●はさみ
布、紙を切るため。
●セロテープ・両面テープ    
紙やいろいろなものを貼るとき。
その他の用具

●用具入れ(ベルトポーチ、大工用腰袋)
ショーイングの道具や用具を入れる。
●紙(薄紙、クレープ、紙ケント紙、ボール紙)   
洋服の形を美しく整えるときや、立体感を出すときに使用します。
●カッター    
紙を切ったり、その他のものを切るため。
●輪ゴム ●ドライバー ●メジャー 


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